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6.外来で行なう不整脈の検査
井上医院循環器科/井上大介
1)心電図
ほとんどの方は健康診断の時に手足、胸に電極を付けられて心電図を取ったことがあると思います。これは正式には12誘導心電図という検査です。不整脈の診断の基本は心電図です。従って、どのような不整脈であるかを知るために心電図を記録します。しかし、たまにしか起こらない不整脈では、ほんの十秒間ほどの通常記録では記録できないことが多いので、3分間連続の記録を行なうことが一般的です。
2)24時間ホルター心電図
上記の心電図で不整脈がうまく記録されても、これで終わりというわけではありません。その不整脈の性質(治療が必要なものか?、あるいは放っておいてよいものか?)を判断するために長時間の連続記録を行い、どのような時にどんなふうに出現するのかを知る必要があります。通常の心電図で不整脈が記録されなかった方はなおさらこの検査が必要となります。そのために開発されたのが「ホルター心電計」です。
これは小さなカセットテープレコーダーのようなもので、胸に数個の電極を張り付けて24時間の心電図記録を行なう検査です。お風呂には入れませんが、それ以外は日常生活と同じことをして下さい。
そして、起床、歯磨き、トイレ、歩行、階段昇降、食事、睡眠などの活動内容を行動記録用紙に記入して下さい。また症状のある方はそれが起こっているときにレコーダーに付いているボタンを押して下さい。翌日、ホルター心電計を取り外すために再度受診していただきます。検査の結果はその場ですぐに解析できる施設もありますが、たいていは数日かかりますので後日あらためて診断結果を聞くことになります。
3)携帯型心電計
ホルター心電図検査をおこなっても24時間のうちに症状が起こらないことがあります。そういう場合には、症状のあるときに患者さん自身に記録をしていただく心電計があります。これもホルター心電計と同じような形をしていますが、数十秒間の記録が数回できるようになっています。
4)その他の検査
心臓超音波検査(心エコー図)
不整脈が心臓の器質的疾患(弁膜症、心筋症、虚血性心疾患、その他)に由来するものかどうかを知るために超音波を使って心臓を観察する検査を行ないます。
運動負荷心電図
不整脈が運動や強い労作を行なったときにどのような変化を示すか、あるいは心臓に虚血が起こっていないかどうか知ることは非常に大切です。そのため、トレッドミル運動負荷試験(ベルトコンベアーの上を歩く)や自転車エルゴメーター(動かない自転車をこぐ)で検査を行なうことがあります。 |
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