研究会の記録
第16回研究会
〈2007年7月14日開催〉
第15回研究会
〈2007年2月3日開催〉
第14回研究会
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第13回研究会
〈2006年2月4日開催〉
第12回研究会
〈2005年7月16日開催〉
第11回研究会
〈2005年1月15日開催〉
<演題3>
左室機能低下を惹起した右上肺静脈起源の心房頻拍に対して
カテーテルアブレーションを施行した一例


〈京都大学附属病院 循環器内科〉
 
静田 聡、西山 慶、土井孝浩、木村 剛、北 徹
〈済生会茨木病院 循環器科〉
 
清水隆之、藤森麻里子、田村 崇


 
症例は61歳男性。平成17年3月動悸・呼吸困難あり、心不全の診断で紹介医入院。心電図上心拍数120-130の心房細動をみとめ、心エコーにて左室壁運は瀰漫性に低下し、LVDd=54mm、EF=11%であった。利尿剤にて心不全軽快後に施行した心カテーテル検査にてLAD(7)90%、(9)99%delayをみとめたため、PCI・ステント植え込みを施行し、それぞれ0%狭窄に改善した。その後ARB、β遮断薬を導入したが、左室機能はEF30%台が続き、ホルター心電図ではIncessant type心房頻拍(AT)をみとめた。このため、18年1月当院紹介入院となった。
 1月16日EPS施行、CARTO systemを用いてElectro-anatomical mappingを行った結果、右上肺静脈(RSPV)前壁に体表面P波よりも約30msec先行する最早期心房興奮部位を同定、同部位での通電でATは停止し、以後誘発不能となった。周辺数箇所を追加通電し、手術終了した。
 術後は症状消失し、1ヵ月後のUCGではEF60%台まで回復していた。しかし、2ヵ月後に症状再燃し、ホルター心電図にて再びATをみとめた。体表面12誘導心電図上のP波の極性は、元のATと酷似していた。
 18年6月に2回目のEPS施行、Electro-anatomical mappingの結果、1回目のEPS時の最早期心房興奮部位よりも後壁寄りのRSPV底部にfragmented potentialを伴った最早期心房興奮部位を同定した。同部位での通電で頻拍は停止し、以後全く誘発不能となった。再発防止のため、引き続いてRSPV+RIPVの隔離を施行、計32回の通電で隔離に成功した。隔離後RSPV内でsequenceの異なるfiringを頻回にみとめ、肺静脈隔離の必要性が示唆された。
 術後1ヶ月現在、症状の再発をみとめていない。

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