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<演題6>
前心室間静脈からのペースマップ波形がVT-QRSと一致したが、
約2.5cm離れた大動脈弁左冠尖からの
高周波通電により根治したsustained VTの一例
〈滋賀医科大学 呼吸循環器内科・不整脈センター〉
伊藤英樹、伊藤 誠、八尾武憲、中澤優子、芦原貴司、城日加里、堀江 稔
〈同 医療情報部〉
杉本喜久
症例は53歳男性。2005年5月に検診にて不整脈(詳細不詳)を指摘され、内服治療が開始されるも通院困難にて治療中止となる。2006年5月再度検診にて心電図異常を指摘され、Holter心電図が施行されたところ心室頻拍を指摘された。
β遮断薬とアミオダロンの投与にもかかわらず、VTが抑制できないためカテーテルアブレーション目的に入院した。胸部レ線、血液検査、心臓超音波検査上異常所見を認めなかったが、24時間Holter心電図上持続性心室頻拍が多発していた。12誘導心電図では心室頻拍は捉えられていないが、左脚ブロック型下方軸で移行帯がV1-V2、S波を認めないV6誘導を特徴とし、心外膜側起源と考えられる心室性期外収縮が多発していた。EPS時、プロタノール投与下で心室burstペーシング時に同一波形の心室性期外収縮が出現した。心室性期外収縮の最早期心室興奮部位は前心室間溝であり、その部位でのペースマップでパーフェクトマップが得られた。左冠動脈バルサルバ洞でのペースマップは一致しないものの、洞調律時にはdelayed potential、心室性期外収縮時にはprepotentialを認めた。ペースマッピングが一致しない左冠動脈バルサルバ洞から高周波通電を行ったところ、右心室性期外収縮は消失した。通電部位は透視上大動脈弁左冠尖から最早期心室興奮部位は約2.5cm離れており、その焼灼効果は興味深く報告する。
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